ECサイトのレビューに影響する商品到着予測

　寒暖差の大きい日が続いていますね。真夏日かと思えば10℃台の日になったりと、毎日の服装に困ってしまいます。そんな時に重宝するのが天気予報なのですが、物流でも配送についての予報の重要性を痛感する他社事例を見ることがありましたので、今回はそのお話、到着予測についてお話しします。

　雑貨類を取り扱っている外資系企業A社の商品は全国の小売店で取り扱われていて、新商品は平均2週間で売り切れてしまうそうです。
　しかし、ECサイトを見ると評価は著しく下がっています。☆1評価も珍しくありません。
　何故だろうと思ってレビューを見ると、冒頭に飛び込んできたのは物流に関する不満でした。「到着するまでが遅い」「到着予定日がわからない」「問い合わせても結果が明確ではない」といった不満が低評価レビューの多くに見られました。商品品質については高く評価しているレビューもあるのにです。

　こうした体制はブランドや商品そのもののイメージにも悪影響を及ぼしかねません。ガジェット系や家電のように明確に数値化ができない商品なら尚更です。

　EC市場で戦うのなら、物流情報の開示とスケジュール管理は必須と言っていいでしょう。
　配達予定時間を長めにとる風潮は今後一層加速するかもしれません。しかし、大切なのはいつ届くのか、はっきりとユーザーに約束して実行することです。でなければ、一時売り抜けはしてもアンチを増やしてしまう焼き畑的な商法しかできなくなります。