最近、宅配料金についてのお問い合わせが増加しております。大手物流企業の発表にあった宅配料金値上げにより、EC物流の委託料金は一層注目を受けるようになりました。その余波が、委託先の再検討によるパートナー探しという形で当社にも届いてきたのかもしれません。
 では、当社なら宅配料金を安くできるのかお答えしますと、ある意味では「イエス」となります。今回はその背景をお話しします。

 大手物流企業は立て続けに宅配料金の値上げを発表しております。元々燃料費や物価上昇の煽りを受けて、切り詰めていた価格が限界になったとされています。

 たしかに、燃料費に関しては2020年にガソリン代が下落し、その後右肩上がりを続け、翌21年には下落前の価格に追いつき、翌々22年にはレギュラー看板価格が160円台になり、その後ストップ高が続きました。
 物価を反映している消費者物価指数も昨年から右肩上がりを続けています。
 そしてインボイス制度も始まりますので、自然と宅配を委託する個人事業主ドライバーへの委託費も増加傾向となります。
 こうしてみると昨年、一昨年の影響で値上げが行われるのは自然な流れと思えます。

 しかし、忘れてはいけないのが、物流業界でとりわけ配送は働きかた改革や労働人口の減少といった課題を抱えており、値上げの必要性を官民共に訴えていた流れがあるということです。

 弊社は元々SDGsの取り組み目標として働きやすい職場環境構築に力を入れておりました。これは自社のみならず協力会社との関係にも当てはまるものです。
 つまり、大手物流企業から宅配の値上げ交渉を受ける行程は既に通過しているのです。ここだけでは弊社への委託料金が高額に見えますが、そうではありません!
 ポイントは、宅配などの配送委託を全体で見ることです。例えば、東京から大阪の物流センターまでトラックで運んでそこから市内の家庭へ宅配といった委託をする場合、物流センター間と個人宅までの二本分の料金が必要になりますよね?場合によっては、東京のセンターに集荷するだけの料金も必要になるでしょう。

 そこで、より負担の少ない配送センター間輸送や集荷スケジュールを提案するとします。すると、配送側は残業代やドライバーの時給そのもののコストを抑えることもできるでしょう。他にも、積載スペースに余裕のあるトラックに依頼するという手法もあります。

 これは、ほんの一例です。大切なのは値段だけではなく、お互いが持続的に成長を続けられる方法を模索するということです。委託料金を抑えるという方法を否定はしませんが、それには委託先企業が赤字にならないという前提があってしかるべきでしょう。

 冒頭の回答はご納得いただけましたか?当社の場合は、これまで配送委託も含めた物流の効率化を進めていなかった企業様に比べますと、宅配料金がお安くなる可能性はあります。オトクだと感じていただく物流を実現するためには、物流の手法についてお客様のご理解とご協力が必要です。


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