夏ギフトシーズンの物流倉庫管理

　お中元の季節がやってきましたね。今年も数多くのお引き合いをいただいており、無事に夏のギフトシーズンを乗り切っていきたいと思います。
　今回は夏にご相談の多い貨物と、将来予測に関係した我々の動きについてお話しします。

　夏のギフトと一口に言っても、お預かりする商品の種類は様々です。お菓子を始めとした加工食品や、温度管理が必要なお酒などの飲料、タオルのような繊維類、カップ等の食器類と、実に多種多様な商品が入ってきます。
　そして夏に忘れてはならないのが家電類の買い替えシーズンが重なること、つまり賞与シーズンでもあることです。

　こう書いてみると我が事ながら商品の多さにビックリしてしまいます。お客様からは「よくそんな種類の商品を管理できますね」といったコメントをいただきますが、これにはからくりがあります。
　一つは商品保管の互換性、もう一つがネットワークによる相互保管です。

　例えば、スナック菓子と瓶詰め調味料を入れたダンボールを同じ倉庫に入れていても、商品品質に差は生じません。同じ温度帯と配送先で管理が可能ですから、とても都合が良いのです。時には同じコンテナで入ってくるケースもありますので、一括でデバンニング（コンテナ貨物の荷ほどき・荷下ろし）もできれば、なおオトクです。

　温度帯等の保管条件が異なるケースでは、複数条件に対応可能な倉庫を用意するか、専用設備を持っている企業へ協力依頼することになります。どちらかを持っている物流企業であれば、ある程度どんなものでも商品保管が可能になるとお考えいただいて問題ありません。

　当社でも8月から千葉県柏市箕輪にて2,300坪の格納スペースがある新倉庫（LIVLOGI柏Ⅱ）をオープンします。常温保管スペースから18℃までの定温度帯エリア、デバンニングや検品全般、フルフィルメント対応も可能な汎用性の高い倉庫です。
　多くのお客様のお引き合いに応えられるよう尽力してまいりますので、お引き立ての程よろしくお願い申し上げます。