トラックと貨物の物流ベストマッチング

 蒸し暑い日が続くようになりましたね。梅雨時期は食べ物が傷みやすいのに、ついつい作り置きをして、お味噌汁をダメにしてしまった学生時代の出来事を思い出してしまいます。最近では働き方改革と上限規制の影響で、新鮮な食材も届きにくくなってしまうのかと杞憂してしまうのは、私のような出無精だけでしょうか。

 都心部へ届けられる野菜などの食材は、北海道や東北、九州産のものが数多く占めております。全国の農地敷地面積ランキングは北海道が圧倒的です。スーパーで販売されている玉ねぎやじゃがいもは、その多くが北海道産ですよね。関東地方は千葉県が上位で、あとは茨城や栃木県、甲信越が並びます。

 これまでは、こうした地域で収穫された食材を長距離輸送で消費地に届けていました。
 今後は、リレーで運んだりフェリーを活用するといった工夫が益々必要になってきそうです。

 こうした工夫は物流費用を抑えるためのテクニックでもありました。残業代を抑えるだけでも商品ごとにかかる物流費用は圧倒的に違いますからね。トラックドライバーの労働時間が貴重となっていく流れを鑑みると、甲信越から関東といった比較的近距離のケースでも、夜間を通して運ぶといった手法が取りにくくなり、リードタイムを変える、または、必要費用が増えることになるでしょう。

 確かなトラックとドライバーを持つ企業との繋がりが、インフラとなる日もあるのかなと思ってしまいます。国内には積載率が低いトラックは、まだまだありますので、そうしたトラックと適切に貨物をマッチングさせられる企業の価値も上昇するかもしれません。我々もお客様の商品を確実に消費者の下へお届けできるよう、動向を見守っていこうと思います。

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