IT重説(アイティーじゅうせつ)とは
IT重説(アイティーじゅうせつ)とは、不動産取引における重要事項説明を、IT(情報通信技術)を活用して行うことです。

💻 IT重説の概要
通常、不動産の賃貸借契約や売買契約を結ぶ前に、宅地建物取引士が対面で「重要事項説明(重説)」を行うことが義務付けられています。
IT重説では、この対面での説明に代わり、ビデオ通話などのオンライン会議システムを利用して重要事項説明を行います。
🏠 対象となる取引と現状
現在、IT重説が認められているのは以下の取引です。
- 賃貸借契約における重要事項説明
- 2017年10月より本格運用が開始されました。
- 売買契約における重要事項説明
- 2021年3月より、宅地建物取引業法が改正され、全面実施が可能となりました。
✅ IT重説のメリット
IT重説の主なメリットは以下の通りです。
- 利便性の向上:
- 遠方に住んでいる人や忙しい人が、不動産会社の店舗に出向く時間や交通費を節約できます。
- 非対面での実施:
- 感染症対策などで、対面を避けたい場合に有効です。
⚠️ 実施の条件
IT重説を実施するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
- 相手方(借主や買主)の同意があること。
- 双方向でのやり取りが可能な環境(カメラ、マイク、インターネット接続など)が確保されていること。
- 宅地建物取引士が、説明に必要な重要事項説明書などの書面を事前に送付し、相手方が内容を確認できる状態にあること。
- 説明を受ける者が、宅地建物取引士証を提示されていることを画面上で確認できること。
IT重説は、不動産取引のオンライン化・デジタル化を推進する取り組みの一つであり、より柔軟な契約手続きを可能にしています。
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